鑑定方針

 

幸せな人と不幸せな人との違いは何処から生まれてくるのでしょうか?

古くから禅や密教の世界を極めた先人達は皆口を揃えて「一切は空であり実体など無い」と語っており、私自身も師から「一見、理不尽に思えても人それぞれが望んだ結果を得ているに過ぎない」と訓えを受けてきました。

人生で出会う様々な出来事とは形を持たない自らの心が実体化したものであり、その出来事に良い・悪いと相対的価値を付け一喜一憂しているのが多くの人間の生き方の様です。

今この瞬間の想いが世界を創り、現在の出来事もまた過去に自分が抱いていた想いの顕われというなら、昔から宗教の深遠を悟った者が皆、憎しみや恨みの想いを抱かず、あるがままに人や物事を受け入れ日々を感謝の想いで生きてきた理由も説明出来ます。

感謝の想いは自身の人生に新たな感謝の想いを抱く出来事を引き寄せ、憎しみの想いは憎むべき人を引き寄せるだけです。

既成概念や固定観念にとらわれている人には理解出来ないかもしれませんが真の四柱推命の活用法とは、その人が抱く理想と現実のギャップを創りだしている心の在り方を読み解くことで理想の方へ人生を近づける事が本来の目的だと思います。

私の推命術に”神霊”の名を冠しているのはそういった理由からです。