人事・配属について

 

実は元々、四柱推命には科挙(古代中国随から清の時代まで続いた高級官僚登用試験制度)に一族の中から相応しい人材を発掘し教育を施すか否かを判断する為に用いられてきたという背景があります。

つまり人が先天的に持っている資質を見極める術として四柱推命は最も優れているものだと云えます。

これは即ち、現代社会に於いては求職者にとって適職選びや転職時期を知る手掛かりとして役立ちますが、同時に雇用者側である会社経営者や管理職の人事判断にも大いに役立つ事を示しています。

求めている人材と適合しているか否か、配属先が適切か否か、上司や部下同僚との相性、移転移動の時期等の判断に活用出来ます。

零細企業の方のご相談を受けますと何となく家族間の力関係だけで運営を進めてきたが行き詰まりを感じ始め、鑑定してみると全く経営者に不向きな人材を社長に据えていたり財運の強い方が裏方にまわってその能力を発揮出来ていなかったりするケースもあります。

大企業であっても人事を誤ると経営を傾かせてしまいますし、会社の存続自体を大きく左右する結果にも繋がります。

例え不況であっても最後に生き残るのは適材適所の人員配置と適性に沿った人材育成で社員の能力を最大限に引き出せている企業だと思います。